PMP プロジェクトマネジメントの資格
この資格はProject Management Instituteというアメリカの団体が制定している
Project Management Professionalという資格です。
プロジェクトマネジメントの中では事実上のスタンダードと言って良い規格になります。
公的資格のプロジェクトマネジメントとは異なります。
試験を受けるまでにそれなりのプロジェクトマネジメントの経験(数千時間)が必要で受験料が4−5万円、2年に一度更新(試験ではなく講習を受けたりプロジェクトマネジメント経験の申請をします)が必要なため、受けるだけではなく維持するにもハードルが高い資格です。
しかも基本的には英語で試験の申請をしなくてはいけなかったり、抜き取りで所属する企業にインタビューをする可能性がある、事前に定められた講習をある程度受けていなくてはいけないなど様々なハードルがあります。
試験自体も数年前までは英語で受けるしかない試験でした。こちらについては今は翻訳がつく形ですが、その訳が意味がわからなかったりします。
しかも200問で240分の試験(現在は緩和)になっていて、集中力も必要な試験です。
そのため取得に二の足を踏んでいる人がかなり多いともわれる資格です。
ただ外資系企業でプロジェクトマネージャをする場合には、この資格を取得が義務付けられる、あるいは持っていないとプロジェクトマネージャにつけないという権威ある資格です。
実際にプロジェクト制をとっている会社ではまずこの資格を要求されることが多くなると思われます。
ただし、日本では我が社はプロジェクト制をとっていますと言っている会社でも、旧態依然の組織運営をしている会社は多く、それはプロジェクト制ではなく単に役職の呼び方を変えただけではないですか?と言いたくなる企業も多いです。
試験はかなり難しく一発で合格するのにはそれなりの準備が必要です。
巷に講習は色々溢れていますがうまく選ばないと勉強が意味がないものになります。
私の場合は講習の期限が切れるギリギリだったこともあり4ヶ月で試験勉強をしました。
ガイドブックは買わず、クラムメディアというオンライン試験専門の教材と問題数を数冊、それからYoutubeで出ている解説動画を繰り返し聞くという形です。
通勤時間、昼休み、休みの時のご飯を作るときも勉強といった形で大学受験をする時並みに勉強をしました。仕事は忙しく帰宅時間は毎日10時から11時ごろではありましたが何とか毎日勉強時間を2、3時間は確保、土日はずっと勉強しました。
一見すると4ヶ月で合格というのはすごいことのように見えますが、逆に1年とか時間があったら合格しなかったのではないかとも思います。
社会人の方にとっては勉強時間の確保は課題になりますが、逆に時間がいっぱいありすぎてもモチベーションの維持が難しかったりするのではないでしょうか?
取り止めがないですが、今日はこの辺で。