老後に向けて取るべき資格 例1

さて貴方がもうすでに定年を迎えることが間近なら、できれば今の仕事に即した資格が望ましいです。 これは資格の裏付けとしての経験が客観的にわかりやすく伝わるからです。
もちろん給与は現役時代の3分の1以下くらいを覚悟する必要はありますが、これ以降は生活をしていくだけと考えた場合そこまで稼ぐ必要はないのではないでしょうか?

もし何かそういった物がなかった場合、その時代時代に合わせて汎用性が効く資格で独占資格もしくは必置資格を取得取得しておけば比較的シルバー人材としての就職が有利になります。

最近話題に上りがちなのは
登録販売者
という第二類医薬品を売るための資格です。
現在薬剤師であれば、市販できる薬の全て、あるいは調剤して販売することができますが、薬剤師の人を準備するというのは大変にハードルが高いです。
(医薬学部卒業というのは相当困難です)
そこで第二類医薬品(現在販売可能な薬の多くをカバーする)を販売するときに必要な資格として医薬学部卒業ではなくても取得可能な登録販売者という資格があります。

これがなぜホットになっているかというと、いくつか昨今になって情勢が変わったことがあります。

まず、コンビニでの医薬品取扱が可能になったこと。
コンビニで医薬品の取扱が可能になりました。これにより薬を入手しやすくなったのですが、コンビニ側ではより多くの医薬品を取り扱うために登録販売者を必要になりつつあります。

高齢化社会に伴い、健康保険組合の負担が大きくなったこと。
これはいうまでもないことですが、高齢化に伴い健康保険の負担が大きくなっています。あまり悪くないのに病院にいく高齢者が増えることにより各組合の財政状況が悪化し、高齢者の自己負担の割合を増やす可能性があります。
そうすると、市販の薬でという人が増えていくことが予想されるわけです。
前述のコンビニでの取扱もその一員ではありますが、ドラッグストアが増えていく可能性が高いです。また地方では病院自体がどんどん少なくなっていっており、地方ほどそういったドラッグストアが必要になりつつあります。

上記理由から登録販売者の人数がかなり不足しているため、ネット上で推される資格になっています。(ただ私は国がそこを何らかの形で後押ししているんでは?と思っていますが)

ただし、この情勢が今後も続くかどうかわかりません。オンラインでの対面販売を認めるという動きもあり現在必要とされる登録販売者の絶対数が法律の改正で一気に下がる可能性もあります。

ですので社会の情勢、法律などをみながら資格の取得を考える必要があります。

貴方の今現在の仕事、得意な分野、必置もしくは独占資格があるかどうかなどを考えながら検討してみてください。