資格の分類 その1

さて、就職、転職をするのに有利な資格をどうやって選ぶかですが

 

まず資格の分類から始めましょう。

 

主催する団体によって資格は

 

国家資格

公的資格

民間資格

 

の3つに大別されます。

国家資格は国が認めた資格で、ほとんどの資格の場合一度取ると更新のための再試験が不要です。

有る意味一回頑張れば良いという資格です。

ですので貴方が採用担当者だった場合、資格をいつとってそれに対する経験がどのくらいあるのか?といったところも重視する必要があります。10年前にとって何の関係もない仕事をしていた場合、ほとんど忘れているはずです。

行政書士、司法試験、食品衛生管理者、といった資格があります。

 

 

公的資格というのは、国家資格ではないけれども有る程度公的な機関が認めた資格になります。国家資格と民間資格の間に位置するみたいな曖昧な定義になっていますが、ざっくりしたイメージでいうと半官半民みたいな団体が主催する資格、もしくはある程度の歴史がある団体が長年にわたって実施してきた資格というものになります。

どこかの大きな商工会議所とか各都道府県に設置されている部署が主催しています。

各種簿記の資格、メンタルヘルスマネジメント検定、最近よくYoutubeでプッシュされている登録販売者などがそういった資格になります。

これも一度取ると資格の更新のための再試験が不要な物が多いです。

 

民間資格というのは、私企業が主催している資格です。

残念ながらほとんど意味がない資格の方が多いですが、世界的な大企業が主催している資格のうちの上位資格であった場合、公的資格とは比較にならないくらい就職、転職に有利に働く場合があります。

つまり試験を主催する企業がどれくらい力を持っているかによって国家資格、公的資格を凌駕する影響力を持つことがあるということです。

通常更新が必要(情報が古くなると役に立たないため)なものが多く、試験費用も国家資格とは比べ物にならないくらい高いケースもあります。

逆にいうと民間資格で更新が不要な資格というのは、それほど重視されない資格となります。

就職・転職に有利な資格で言えば、シスコ技術者認定、AWS認定資格などがあります。

 

ただ民間資格については技術の発展や、年代によって陳腐化することもあります。

20年前ならNOVELという企業の資格検定は大きな意味を持っていましたが今は資格試験自体が消えてしまっています。また一時流行ったマイクロソフトの検定も今はそれほど力を持っているとは言い難いです。

 

 

まとめると

資格には 国家資格、公的資格、民間資格がある。

国家資格、公的資格は1度取ると更新のための試験というのはあまりない

民間資格はものによっては国家資格、公的資格より力を持つが更新が必要なものも多い。

民間資格は陳腐化する恐れがある。

ということになります。

 

 

さて次回はこの分類を踏まえた上で、もう一つの分類について解説していきたいと思います。